特電の技術

特殊加工技術

ハイブリッド複合材エスブリッド

エスブリッド

エスブリッドは、鉄ボビンの代替材として開発されたもので、ガラス繊維等が含まれていて、従来のプラスチックより強く鉄よりも軽いのが特徴です。

回転溶着

回転溶着

大型のボビンを成形するには非常に大きな金型と設備が必要になります。
このため、弊社ではボビンを半分で成形し、中央部で回転させた摩擦熱で溶かし、溶着する事で一体成形品と同等の強度を持つ、小さな金型と機械で製造出来る技術を確立致しました。
また、ボルト等を使用していないのでそのまま粉砕処理が出来リサイクルも容易となりました。

切削加工

ボビンの精度が必要な場合は、ボビンの表面を切削加工します。弊社では、正面NC旋盤を使って切削加工を行いますが、作業者の負担を軽減するため、半自動機能のついた正面盤を使用しています。

ボビン設計技術の応用

09.PNGのサムネール画像弊社では、小さな物から大きな物まで幅広く、お客様のニーズに合わせた物をご提案させて頂きます。
また、ボビンだけにとらわれず、ボビン以外の物もご提案させて頂きます。

弊社には、設計部門・金型部門・成形部門・販売部門等が有り、ボビン設計から販売まで一貫した提案をする事ができます。一貫生産しているため、試作時の連携や金型のメンテナンス等も容易です。

 

成形

成形部門では、20台の射出成形機にて、プラスチックボビンの製造をおこなっております。
型締力180tの成形機を初め850tの大型成形機を使用し、小型軽量ボビンから大型特殊ボビンまで、幅広くボビンの成形をおこなっております。

弊社では、PP、PS、ABSを主にプラスチックボビンを製造し、お客様の要望によっては、PA、PE、PCなどボビンの使用目的にあわせた製品を作っております。
また、お客様のご依頼により、ボビン以外の製品も成形しております。

技術向上のため、成形技術修得に力を入れており、
1級技能士5名、2級技能士7名、3級技能士5名がプラスチック成形技能士の資格を取得しております。

成形

金型設計・製作

金型製作の流れ

  金型フロー
  1. 技術係より依頼のあった製品図面をもとに金型を設計。
  2. 金型図面をもとに製作。
  3. 完成した金型を試作成形。
  4. 試作成形した製品をもとに金型修正。
  5. 修正終了後量産成形。
  6. 金型に汚れ、傷など発生したら直ちに修理。

金型の設計から製作、量産成形後の金型のメンテナンスまでおこなっております。
量産時において金型に問題が生じた場合でも成形工場と金型工場が隣接しているため、
すぐに修理を行う事が可能です。

金型設計・製作

仕上げ

仕上部門は、プラスチック製品の二次加工を行っています。

1.超音波溶着(接着)

P型ボビン・PL型ボビン・PT型ボビンなどの駒の溶着

超音波溶着の特徴
  • 接着剤や溶剤による接合に比べ乾燥時間と乾燥場所の必要がなく、短時間で接合できる。
  • 溶剤や熱接合のような異臭が発生しない。
  • 高周波溶接のように材料の誘電率には無関係である。
  • 複雑な形状の成形品の接合が可能である。

2.溶剤接着

  • 危険物第4類第一石油類のメチルエチルケトン(以下MEK)を使用しています。
  • ポリスチレン(以下PS)とアクリロニトリルブタジエンスチレン(以下ABS)のみがMEKによく溶けるためPS・ABS製品のみに使用。
  • 大型ボビンの接着にはドープセメント(PSまたはABSをMEKに溶かしたノリ状のもの)を使用またガラス繊維の入ったプラスチックに使用することもあります。

3.回転溶着(スピンウェルド)

回転溶着機(スピンウェルダー)を使用しています。
エスブリッド材・ABS材のTSB型とポリプロピレン材の低発泡成形品のTSF型の接着に使用。

4.組み立てボビン

各パーツを組み立てて、ボルト締め、木ねじ止めなどでボビン形状にします。

5.印刷

特殊インクとスクリーンを使い社名などを成形品に印刷します。

6.磨き仕上げ

仕上げ

溶剤溶着した成形品を小型の回転機(スピンウェルダーとは別)を使用してバリや溶剤で溶着した接合部分をナイフと工業用研磨パッドを使い、仕上げています。

品質保証

1.新規材料採用試験

新規材料を採用する際は、テストピースを製造後社内の試験機(引張試験機及び落錘試験機)にて引張・落錘試験を行ない、基準値以上の場合に採用します。

  1. 引張試験
    鍔を固定し片側の鍔を上方向に引張り、破断した数値を測定します。
  2. 落錘試験
    ボビンを固定し上から錘を鍔に落とし、何回で割れるか測定します。

引張試験 落錘試験

2.新規材料採用試験

歪等のデータが必要な場合には、長野県工業技術総合センターにて試験を行ないます。
引張試験、圧縮試験、曲げ弾性試験、材料分析等の試験が可能です。
試験機の予約状況により使用できない時がありますので提出期限より3週間前にはご依頼下さい。

 

電線加工

1.スパイラルマーク

スパイラルマーク

特徴

・PVC・PE絶縁体の表面にスパイラル状にラインを印刷できます。
・別色にて1本の電線に1~3本のラインが可能です。

電線サイズ AWG:6~26程度
外径(mm):1.0φ~8.0φ程度
 ライン色  赤・青・桃・緑・茶・灰・黒・黄・橙白・その他

2.電線溶着

電線溶着

特徴

・PVC絶縁体(単線)を溶剤にて溶着し多色混合のフラットケーブルが可能です。

電線サイズ  AWG:16~26程度
外径(mm):1.0φ~4.0φ程度

3.巻き替え加工

長物(電線・糸・エナメル線等)の各種ボビンへの巻き替え・把取りが可能です。

電線加工に関するお問い合わせはこちらまで:電線課 青木 t.aoki@k-tokuden.co.jp